月別アーカイブ: 2025年3月

第4回鉄骨解体雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社TC、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~海外の解体方法~

ということで、海外の鉄骨解体工事における主要な解体方法と、その特徴、安全対策、環境への配慮について詳しく解説 します♪

 

鉄骨解体工事は、建物の構造や立地条件、安全規制、環境への配慮などによって国ごとに異なる方法が採用されています。特に、都市部の高層ビル解体、狭小地での解体、大規模工場の解体 などでは、国ごとの技術やルールに基づいた特殊な解体手法が用いられます。


1. 海外で用いられる鉄骨解体工事の主な方法

鉄骨造の建物を解体する方法は、建物の規模、周囲の環境、安全基準、コスト によって異なります。ここでは、世界各国で採用されている主な鉄骨解体工法を紹介します。


① トップダウン方式(Top-Down Method) – 高層ビルの解体に適用

主な採用国:日本、アメリカ、中国、韓国

トップダウン方式は、高層ビルの解体に適した方法 で、建物の上部から順番に解体していく工法です。

🔹 特徴

  • 上層階から順に解体し、建物全体の高さを徐々に低くする
  • 作業員や重機が屋上に設置され、解体が進むにつれて床を撤去しながら作業を行う
  • 都市部の狭小地や、周囲に影響を与えたくない建物で使用される

🔹 メリット

✅ 粉塵や騒音を最小限に抑えられる(密閉型システムとの併用が可能)
✅ 作業が安全で、制御された環境での解体が可能

🔹 デメリット

🚧 高度な技術が必要で、施工コストが高い
🚧 作業スピードが遅い(全体の解体に時間がかかる)

📌 例:日本の鹿島建設が開発した「テコレップシステム」
日本では、環境対策を重視し、ビルの外装を残したまま内部を解体する「テコレップシステム」が採用されることが多い。


② 爆破解体(Controlled Demolition) – 超高層ビル・大規模工場の解体に適用

主な採用国:アメリカ、中国、インド、ドバイ、ヨーロッパ各国

爆破解体は、ダイナマイトや爆薬を用いて鉄骨構造を一気に崩壊させる方法 で、特に大規模な高層ビルや工場施設の解体 に使用されます。

🔹 特徴

  • 鉄骨の主要な支柱部分に爆薬を仕掛け、計画的に崩壊させる
  • 建物が自重で内部崩壊するように設計 し、最小限のスペースに倒壊させる

🔹 メリット

✅ 解体時間が非常に短い(数秒~数分で終了)
✅ 労働コストを削減できる

🔹 デメリット

🚧 騒音や振動が大きく、周囲への影響が大きい
🚧 精密な計算が必要で、計画ミスが許されない
🚧 環境への影響が懸念される(粉塵、爆発による影響)

📌 例:アメリカの「ダスティング・インダストリーズ」
アメリカでは、専門業者が3Dシミュレーションを活用 し、周囲の影響を最小限に抑える設計を行う。


③ クレーン併用解体(Crane Dismantling) – 工場や中層ビルの解体に適用

主な採用国:ドイツ、アメリカ、日本

クレーン併用解体は、クレーンを使用して鉄骨を吊りながら解体する方法 で、特に工場や中層ビルの解体 に適しています。

🔹 特徴

  • 鉄骨フレームをクレーンで支えながら、ガス切断などで分割し、順次撤去
  • 都市部での解体に向いており、周囲の建物に影響を与えにくい

🔹 メリット

✅ 精密な作業が可能で、安全性が高い
✅ 重機の使用を最小限にできる

🔹 デメリット

🚧 作業時間がかかる
🚧 クレーン操作の技術が必要

📌 例:ドイツの環境配慮型解体
ドイツでは、鉄骨のリサイクルを重視し、分解・分別を徹底することで環境負荷を低減。


④ ジャッキダウン方式(Jack-Down Method) – 超高層ビルの解体に適用

主な採用国:日本、韓国、中国

ジャッキダウン方式は、建物をジャッキで少しずつ降ろしながら解体する方法 で、高層ビルの解体に適用されます。

🔹 特徴

  • 屋上部分から解体し、ジャッキで建物全体を徐々に下げていく
  • 解体作業中も外観を維持でき、周囲への影響が少ない

🔹 メリット

✅ 粉塵・騒音が少なく、都市部に適している
✅ 作業の安全性が高い

🔹 デメリット

🚧 施工コストが高い
🚧 建物の構造によっては適用が難しい

📌 例:中国の超高層ビル解体
中国では、環境規制の厳格化に伴い、ジャッキダウン方式の導入が進んでいる。


5. 海外の鉄骨解体工事における安全対策と環境配慮

安全対策

  • 3Dシミュレーションによる解体計画(アメリカ・ヨーロッパで主流)
  • 作業員の安全管理(防護服・ヘルメットの義務化)
  • 遠隔操作ロボットの導入(日本・ドイツで発展中)

環境配慮

  • 鉄骨リサイクル率の向上(ヨーロッパでは90%以上)
  • 粉塵抑制装置の導入(日本・韓国で採用)
  • 解体廃棄物の分別処理(ドイツの環境基準が厳格)

6. まとめ:海外の鉄骨解体工法は環境・安全性を考慮して進化中!

工法 適用建物 特徴
トップダウン方式 高層ビル 上部から順に解体、安全性が高い
爆破解体 大規模工場・ビル 解体時間が短いが、騒音と振動が大きい
クレーン併用解体 工場・中層ビル 都市部での解体に適している
ジャッキダウン方式 超高層ビル 粉塵や騒音が少なく、都市向け

今後も環境規制や技術革新によって、より安全で効率的な解体工法が進化 していくでしょう!

 

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第3回鉄骨解体雑学講座

皆さんこんにちは!
株式会社TC、更新担当の中西です。

 

さて今回は

~流れ~

ということで、鉄骨解体工事の基本的な流れ、使用する工法、安全対策、そして環境への配慮 について、プロの視点から詳しく解説します♪

 

鉄骨造の建物は、その頑丈さゆえに解体工事も慎重かつ計画的に行う必要があります。解体方法の選定から、現場での安全対策、鉄骨のリサイクルまで、一連の工程を適切に管理することで、安全かつ効率的な工事が実現 します。


1. 鉄骨解体工事の基本的な流れ

鉄骨造の建物を解体するには、以下の7つのステップ を踏むのが一般的です。

① 事前調査と計画立案

まずは、解体工事を安全に進めるための事前調査を行います。

調査内容

  • 建物の構造確認(鉄骨の種類、接合方法、基礎部分の構造)
  • 周辺環境のチェック(近隣建物との距離、交通状況)
  • アスベストやPCB(ポリ塩化ビフェニル)の有無(有害物質の確認)
  • 電気・水道・ガスのライフラインの撤去手続き

計画立案

  • 解体工法の選定(人力・重機・爆破解体など)
  • 必要な重機や資材の手配
  • 解体スケジュールの作成
  • リサイクル・廃棄物処理の計画

📌 事前調査をしっかり行うことで、解体時のトラブルやコスト増加を防ぐことができます!


② 近隣住民への説明・許可申請

解体工事は騒音や振動、粉塵の発生が避けられません。そのため、事前に近隣住民へ説明を行い、理解を得ることが重要です。

実施する内容

  • 工事の日程・作業時間の説明
  • 騒音・振動・粉塵対策の共有
  • 道路の一時封鎖が必要な場合の相談

また、自治体の許可申請(建設リサイクル法に基づく届出 など)を提出する必要があります。


③ 内部解体(内装・設備の撤去)

本格的な鉄骨解体を始める前に、建物内部の仕上げ材や設備を撤去 します。

撤去するもの

  • 窓・ドア・天井・床材
  • エアコン・換気設備・給排水管
  • 電気配線・照明器具

📌 この工程を丁寧に行うことで、鉄骨の解体作業をスムーズに進められます!


④ 本格的な鉄骨解体作業

鉄骨の解体方法 は、建物の構造や現場環境に応じて異なります。主な解体工法は以下の3つです。

🔹 1. クレーン併用工法(鉄骨倒し工法)

  • クレーンで鉄骨を支えながら切断し、順番に解体する方法
  • 大型の工場・倉庫の解体に適している

🔹 2. ガス切断工法(アセチレン・酸素トーチを使用)

  • 鉄骨をガス溶断でカットし、重機で撤去する方法
  • ビルやマンションなど高層建築物に適している

🔹 3. 高所解体工法(ジャッキダウン方式)

  • 上層階から順番に解体し、ジャッキで建物全体を下げながら作業を行う
  • 都市部の高層ビルに適している

📌 建物の立地や高さに応じて、最適な工法を選定することが重要です!


⑤ 鉄骨の搬出・分別処理

解体した鉄骨は、そのまま廃棄するのではなく、リサイクル可能なものと廃棄物に分別 します。

リサイクル可能な材料

  • H鋼・角パイプなどの鉄骨材(スクラップとして再利用)
  • コンクリートがら(破砕して再生骨材として利用)

📌 解体時の鉄くずの90%以上はリサイクルが可能!


⑥ 基礎部分の撤去と整地作業

鉄骨部分を撤去した後、基礎部分(コンクリート)を解体し、地盤を整える作業 を行います。

実施する内容

  • 基礎のコンクリートをハンマーで砕き、撤去
  • 地盤の整地(新しい建築のための準備)
  • 最終的な廃棄物処理と周囲の清掃

📌 建物の再建築予定がある場合は、地盤改良や埋め戻し作業を行うこともあります。


⑦ 最終確認と完了報告

解体作業が完了したら、自治体や依頼主に報告を行い、最終チェック を実施します。

確認するポイント

  • 解体後の敷地が適切に整地されているか
  • 産業廃棄物の適切な処理が行われたか
  • 近隣への影響がなかったか(クレームがないか)

📌 必要に応じて「解体工事完了証明書」を発行し、依頼主に提出!


3. 鉄骨解体工事における安全対策

鉄骨解体は高所作業・重量物の取り扱い・火気使用 など、多くの危険を伴うため、安全管理が必須です。

主要な安全対策

  • 安全帯(ハーネス)の着用(高所作業時)
  • 防炎シート・散水装置の設置(火災・粉塵対策)
  • フォークリフトやクレーンの適正操作(資格保持者のみ作業)
  • 定期的な安全講習の実施(作業員の意識向上)

📌 無事故・無災害を目指すため、安全管理は徹底的に行う必要があります!


4. まとめ:計画的な鉄骨解体が成功のカギ!

工程 主な作業内容
① 事前調査・計画 建物構造の確認・解体計画の作成
② 近隣説明・申請 近隣住民への説明・許可取得
③ 内部解体 窓・床・設備の撤去
④ 鉄骨解体 クレーン・ガス切断・高所解体
⑤ 鉄骨搬出 リサイクル・廃棄物処理
⑥ 基礎撤去・整地 コンクリート撤去・地盤整備
⑦ 最終確認 清掃・報告書作成

安全で効率的な鉄骨解体工事を行うためには、計画と管理が重要! 専門業者と連携し、最適な方法で解体を進めましょう! ✅

 

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